【kiro】広い視野で自分に折り合いをつけながら活動を。社会人生活を歩む中で才能を開花させたシンガーソングライター

■profile kiro / シンガーソングライター

会社勤めしながら活動するシンガーソングライター。2010年ビクターよりメジャーデビュー。テレビCM、映画、舞台、ウェブ動画などに楽曲提供。

社会人として所属した会社は5社。
もともとFM、AMラジオが好きで、大阪芸大の放送学科に進学した。
WEB制作会社に勤めた後、ビクターエンタテインメントで10年間新規事業に携わる。
その間に音楽を作ったところ映画の音楽に抜擢される。
その後ビクター社内でCDを配ったところ、イトーヨーカドーCMへ抜擢されメジャーデビュー。
ラジオ会社の営業職、テレビ制作会社ADを経て、現在、ラジオ製作関連の仕事に携わりながら、
音楽活動やラジオMCを行っている。

Q:これまでのご経歴を振り返ってみてどう感じられますか?

-シンガーソングライターとしてメジャーデビューしてから10年経ったわけですが、ここまで続いた理由も、実績を得られた理由も、「会社勤め」していたからだと思っています。

チャンスとの出会いがあったという意味でも、作品作りのネタを集めるという意味でも、会社に勤めつつ活動することは結果的に利点だったと感じています。
そういう意味で社会人生活と制作活動を並行したことが功を奏しましたね。

Q:これまでのご経歴の中で困難だったことや挫折経験はありますか?

-性格なのか、あまり、挫折したエピソードは思いつきません。いつも、頼れる誰かがアドバイスくださって軌道修正できている気がするので、本当に感謝しています。

あえて困難であったことをあげるのであれば、転職した際の勤務状況のことでしょうか。私は音楽活動約10年の間に3回転職してるのですが、そのうち2社ほど勤務時間がとても過酷で、音楽活動のペースがあからさまに鈍くなってしまった時期がありました。これは、正直困ったなと、その当時は思っていました。
ただ、ともあれ経験したことが次の転職先でも使えることが多かったので、社会人経験値を積めたという点では、結果的に良かったと思っています。

Q:これまでのご経歴の中での成功体験・うまくいったことは何ですか?

-シンガーソングライターとしてメジャーデビューしたことです。

まったく予想してなかったので、本当に驚きました。
音楽関連では、自分の歌が全国のテレビCMで起用されたり、映画の主題歌になりました。(高松純情シネマ、がん家族。など)
10周年記念アルバムでオーディオドラマ制作に挑戦し、製作費をクラウドファンディングで無事に集め作品を作りました。
また、中西俊博さん、織田哲郎さん、新居昭乃さん、保刈久明さん、久川綾さん、松野太紀さんといった憧れの方々と音楽を通じて一緒に作品作りできたことも印象的です。
大分県の別府で大きな花火ライブイベントのステージに立ったことや、気付いたら歌が韓国ドラマのBGMに使われ話題になっていたことなどもありました。

社会人としては、大好きなラジオ関連の仕事に携わりディレクターをすることが出来たということでしょうか。(interfm897、NHK)

また、自分では下手だと思っていた(今も思っている)、趣味のスケッチで、個展開くことが出来ました。
私の絵を好きだと言ってくれる人がいて、驚きました。今では、パンフレットや広報誌のイラストを担当することもあります。
描いてみるものですね(笑)

Q:今後どういうことをやっていきたいですか?

-「おばあちゃんになっても、今みたいなことをずっとやっていきたい」と思っています。

歌を作ったり、ちょっとしたコンテンツ(ライブ、イラスト、ラジオやオーディオドラマなどの音声コンテンツ制作や、配信など)を、すてきな仲間と一緒にやり続けたいです。
そのためには、自分の活動の幅を広げつつ、沢山の「すてきな人」たちとの出会いを大切にしないと、と思います。
その一環で声優事務所アル・シェアの研究生となったり、看板ラジオ番組の製作に挑戦しています。

また、おばあちゃんになるまで「続けていく」ためには、会社勤めを続けることも大事な要素だと思っています。今勤めている会社は、生涯何か役に立てたらな、と思える会社なんです。日頃社員として働かせてもらえていることに感謝しつつ、貢献していきたいと思っています。

Q:後発の人たちへのアドバイスをお願いします。

-アーティスト活動しながら、会社勤めやアルバイトしてる人は多いと思います。それぞれを「別なもの」と捉えずに、ひとつの大きな括りとしてみた方が、続くというか、心が安定すると思います。

ちなみに私の会社の予定表には、土日含めて会社のことも他のことも、全部記載しています。体も私もひとつだけなので、分けて考えない方がスムーズだと思います。
転職も選択肢の一つです。副業とかパラキャリとか、今は許される時代なので、いろいろ広い視野を持ち挑んでみてほしいと思います。

撮影場所:SAKEbar古風路